Bjork / its in your hands

Bjork / its in your hands

最近、とある学者さんのラジオにて、人は心の奥底に自分自身の人生に対しての「物語」を設定しており、その物語に人は支配されて人生を送るという話を聞いた。

もしも、その物語が歪んでいた場合、人は幸せを逃してしまうとのこと…

 

例えば、自分は無意味な人間だ…とか、自分は無条件に成功できる!!だとか

そのような歪んだ物語を持っていると、適切な努力ができなかったり、努力自体をしなかったりすることにより、人生を切り開いていくことが困難になるとのこと。

 

このような話は改めて聞かされると、そんなこと言われるまでもなく解っている

と思ってしまいがちだが、意外と自分の心の奥底に歪んだ物語があることに気がつかされる。

また、心の奥底の物語は自分の思考の前提であるために、それ自体、普段は意識し辛く、自分の行動原理でありながら、それの良し悪しを検討することがない。

 

おそらく、物語と呼ばれる部分を自分の心の中から発見し、一度、その物語の外に出てみることにより、人は成長できるのでないかと思う。

 

そして、私は音楽にも自分物語の外へ逃す力がすくなくてもあるのでないかと思う。

 

私的にそのような曲として思いつくのはビョークの「its in your hands」

この曲を聞くと、歌詞の意味合いと音楽的な雰囲気も相まってか、無意味に失望した自分の思いを吹き飛ばしてくれて、より現実的な視点をもって前に進もうとする思いを醸成してくれた。

 

自分が単純で影響されやすいだけ、という可能性は捨てきれないものの、

大変、良い曲であると思う。

 

It's In Our Hands - ビョーク