Bjork / its in your hands

Bjork / its in your hands

最近、とある学者さんのラジオにて、人は心の奥底に自分自身の人生に対しての「物語」を設定しており、その物語に人は支配されて人生を送るという話を聞いた。

もしも、その物語が歪んでいた場合、人は幸せを逃してしまうとのこと…

 

例えば、自分は無意味な人間だ…とか、自分は無条件に成功できる!!だとか

そのような歪んだ物語を持っていると、適切な努力ができなかったり、努力自体をしなかったりすることにより、人生を切り開いていくことが困難になるとのこと。

 

このような話は改めて聞かされると、そんなこと言われるまでもなく解っている

と思ってしまいがちだが、意外と自分の心の奥底に歪んだ物語があることに気がつかされる。

また、心の奥底の物語は自分の思考の前提であるために、それ自体、普段は意識し辛く、自分の行動原理でありながら、それの良し悪しを検討することがない。

 

おそらく、物語と呼ばれる部分を自分の心の中から発見し、一度、その物語の外に出てみることにより、人は成長できるのでないかと思う。

 

そして、私は音楽にも自分物語の外へ逃す力がすくなくてもあるのでないかと思う。

 

私的にそのような曲として思いつくのはビョークの「its in your hands」

この曲を聞くと、歌詞の意味合いと音楽的な雰囲気も相まってか、無意味に失望した自分の思いを吹き飛ばしてくれて、より現実的な視点をもって前に進もうとする思いを醸成してくれた。

 

自分が単純で影響されやすいだけ、という可能性は捨てきれないものの、

大変、良い曲であると思う。

 

It's In Our Hands - ビョーク  

Bjork / All is Full of Love 

Bjork / All is Full of Love

人を一時的に楽しませた後、日常を生きる活力をあたえるものを「エンターテイメント」とと呼び、一方、それを体験することにより、人の心に傷をのこし一時的ではない影響を及ぼすものを「アート」と呼ぶ。そのようなエンターテイメントとアートの定義付けを、とある学者さんがされてらっしゃいましたが

その定義付けでいうと「ビョーク」の「オールイズフルオブラブは」20才ごろの自分にとってまさにアートと呼べる曲だったように思います。

当時の自分はこの曲を聴くことで素直に勇気づけられ、前向きになることができ、完全に考え方などに影響されていたように思います。

この曲は、今あらためて聞いてもパワーがあると思いますし、生きるうえでの突破力を与えてくれる稀有な一曲であるとおもいますが

この曲のミソとしてはエンターテイメントとしての魅力も兼ね備えており、その部分がこの曲の主張と、聴く人との橋渡しの役目をしているのとともに、多くの人から支持を得られるポップスにしあがっている要因であるように思います。

最近のビョークに関してはエンターテイメントの部分は欠いており、個人的に音楽に没入することが難しくなっているように思いますが、相変わらず強い「主張」を感じることはできるので、もっと聞き込んでみたいと思います。

 

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Grover Washington, Jr. / Make Me a Memory (Sad Samba) 20年前に帰れそうな音楽そのにい

Grover Washington, Jr. / Make Me a Memory (Sad Samba) 20年前に帰れそうな音楽そのにい

 

自分はこの曲を夜中の2時半ごろに聴くと、なんとなく心地よいような寂しいような気持ちになるとともに、なぜか過去に意識が向き始め、20~30年前に脳みそがタイムトラベルしだします。

 

というのもこの曲、リリースは1,980年ということで、今の30代くらいの人が幼少期に知らず知らずの間に耳にしているようなジャンルの音楽であるので、きっと、聴いた感触としては懐かしい感じとか、ノスタルジックな感情を呼び覚ますことと思います。

 

そんな感情に浸って、ほっこりとできるのも音楽の良さだとはおもいますが、

それだけでなく、この曲はジャズの大きな要素のひとつであるアドリブを大変ポップに聴かせているのと同時に、全体的な曲の雰囲気をとても聞きやすくまとめており、今聞いてもひとつの音楽の形式として新しさを感じることができる演奏であると思います。

また、最先端のカマシワシントンやロバートグラスパーなどジャズミュージシャンにくらべると朴訥した飾り気のない印象を受けるところも個人的に好きです。

 

休日の前の日の夜にほろ酔いでこの曲を聴くのはきっと、ベタですがにいい感じになりそうです!!

 

 グローバーワシントンジュニア

誕生日:1943年12月12日

出身地:アメリカ合衆国ニューヨーク

死没:1999年12月17日

パート:サックス

 

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ロバートグラスパー maiden voyage idiotic

ロバートグラスパー maiden voyage idiotic

 

ああ~いそがし~いそがし~ 

レディオヘッドも聴きたいしハービーハンコックもききたいけど~…

 

現代の世の中は「タイム伊豆マネー」といった言葉がもてはやされるように

みな、時間と伊豆に追われて生きているのです!!

 

なので、流暢にレディオヘッドとハービーハンコックを一曲づつ聴いている暇なんてないんです!!

 

そんな現代人にとてもぴったりなミュージシャン「ロバートグラスぱー」

 

なんとレディおへっとの「idiotic」とハービーハンコックの「maiden voyage」を同時に演奏してくれるのです!!なんと効率的なんでしょう!!

 

しかも、冗談抜きに、両方の曲が違う雰囲気を主張していますが調和がとれており

また、交互に二つの曲が入れ替わる演奏はスリリングで聴くものを飽きさせず

それに加えて、ロバートグラスパーのモダンジャズのアドリブも一曲の中で聴くことができ、そのクロスオーヴァー感はこれまでにないかなと思うのです。

 

要するに全体を通して、次世代のジャズ感がとってもするのがとってもいいのです。

 

時間のない方、そして時間しかない方におすすめな一曲です!!!

 

 

ロバートグラスパー (Robert Glasper)

生年月日: 1978年4月5日 

出身地:アメリカ合衆国 テキサス州 ヒューストン

担当楽器:ピアノ


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【デイブ・ブルーベック/Someday My Prince Will come 】舞浜の帰りにどうぞ

デイブ・ブルーベック/Someday My Prince Will come 】舞浜(ディズニーランド)の帰りにどうぞ

邦題「いつか王子様が」。この曲ディズニー映画の名曲なので知っている方も多いと思いますが

ディズニーランドの帰り道の車の中で聴いてみるのはいかがでしょうか?

 

帰り道の車の中で流せば、ちょっと知っているメロディーにお子様たちもご満悦。

そして穏やかなポールデスモンドのアルトサックスの演奏は、一日中はしゃいだ疲れとともに子供たちを眠りへといざないます。

 

そして、静かになった車内で、大人たちはとてもメロウな演奏を背景にして家族と共にいられる幸せをかみしめるのです。

 

そしていつの間にか寝ていないのは運転手のお父さんだけになり

お父さんは、自分がこの家族を支えなければならないという自覚を呼びさますのです。

 

デイブブルーベックとポールデスモンドの演奏はとてもやさしく、ディズニーを題材としている本曲にとても合っていて耳障りもよいのですが、それでいながらビバップ的な音楽的な規律に忠実な演奏も当然に踏襲しており、「やさしさと規律」という部分で「父」っぽさがあるとおもうのです。

 

ということで

 

よのなかの父は必聴です。

 

ぜひおききください~

 

出生名:David Warren Brubeck

誕生日:1920年12月6日

死没:2012年12月5日

パート:ピアノ

 


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【ピーター・ガブリエル / Don't Give Up】

ピーター・ガブリエル / Don't Give Up】

 

これまで、この曲を聴くと

 

ケイトブッシュが「あきらめないで」と唄うサビの歌声に対し、これまで私は素直に勇気付けられてきましたが

 

この記事を書くにあたり、改めて、よく聴きなおしてみると…

 

ケイトブッシュのサビのところ 

 

どんとぎぶあっぷ こず ゆー はぶ ふれんど

(あきらめないで、だって、あなた友達いるじゃない)

 

っていってる…

 

 

俺… そんなに友達いないかも(笑)

 

なんとなくいい気分に浸っていたのに

水を挿されたような気分になりました(笑)

 

 

 

しかし、この曲はいろいろと調べてみると

 

落ち込んでいる男(ピータガブリエル)を励ます女(ケイトブッシュ

 

という構図のデュエット曲で

 

歌詞の中で、女は愛情に満ちた言葉を男に投げかけ続けるのですが

 

男のほうは、先ほどの自分のように、励ましの言葉を、

的外れと感じているような雰囲気を漂わせており

 

どうやら、この曲は、男と女はかみ合わないという事についての「含み」

 

を持たせた歌詞であるということを知りました。

 

また、この歌詞の顛末である、かみ合わないやり取りを通して

 

落ち込んでいる男が、結局、立ち直るのことについても

 

男女間の関係性をよく描写しており

 

この曲、一見シンプルそうにみえて

 

実はとても多面的で、味わい深い曲であることを痛感しました。

 

それにしてもケイトブッシュの歌声はいやされる~

 

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【ハービーハンコック/処女航海】出航したい人へ。

 

日暮れとともに大洗港を出航する「さんふらわ~号」

 

こちらに手を振る岸壁の作業員のおじさん

 

ぽ~~っ ぽ~~っ

 

乗客の船旅への期待を鼓舞するような汽笛を鳴らしながら

 

ゆっくりと港の岸壁から離れていく大きな船…

 

 

ああ~ 船旅したいなあ~~……

 

 

 

今日ご紹介するのは

 

【ハービーハンコック/処女航海 maiden boyage】

 

みなさんも急な「船旅したい欲」に見舞われることってよくあると思います

 

そんな時、どうしても近くには港がなかったり、船がなかったりすること

 

ってよくあるんですよねえ~~

 

 

そんな時はコレ! ハービーハンコックの「maiden boyage」!

 

この曲を聴くと、一瞬で脳内が船内になること間違いなし!

 

また、本物の船旅と違って、時化などで船酔いをする心配もないので

 

ほんとは船旅がしたいけど、船酔いが心配でできない方にも大変おすすめです!

 

しかも、今なら、お洒落感もついてくるので

 

気になるあの子に、このCDを貸してあげて

 

自分の音楽の趣味の良さをアピールしつつ

 

モードジャズについての薀蓄をたれるのもいいですね~~

 

活用の仕方は無限大です!

 

今回なんと

 

金利手数料、送料当社負担!

 

7,560円の18回払いより承ります!

 

おでんわ おまち し て いま っすーー

 

 

 

以上フィクションでした。

 

 

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